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『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 [戦争映画]

『聯合艦隊司令長官 山本五十六』
2011年公開 成島由監督
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年末公開の映画を見てきました。
日独伊三国同盟締結に強硬に反対し、「海軍の左派」と批判された海軍次官時代。連合艦隊司令長官に任命された後も対米開戦に反対しながら、開戦の方針に従い真珠湾奇襲作戦を計画・実行。ミッドウェイ作戦の敗北後、ニューギニアで乗機を撃墜され戦死。…という山本五十六の半生を描きます。

「海軍は徹底的に防戦的であるべし」という信念と、日米の圧倒的国力差への理解から、対米開戦には終始否定的だった山本の姿勢が印象的です。また、それを糾弾し開戦へと突き進もうとするマスコミや一般大衆への痛烈な批判も。しかしながら夏のテレビドラマでありがちな「庶民視線・お涙頂戴史観」から見事に脱却しており、ただの反戦映画にはなっていません。

時代考証もかなりきちんとなされており、史実に基づく(と思われる)山本の小さなエピソードもちりばめられています。
「勝てない戦争をなぜ日本は始めたのか?」という大きなテーマに対して、当時の日本が感じていた閉塞感と、「戦争で何かが変わるかも」という期待感を示しています。今を生きる我々は忘れがちですが、昭和16年当時、日本人は敗戦というものを実体験として知らなかったわけですね。


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★★★★☆
模型モチベ刺激指数は 4点(5点満点)

何といっても、CGを駆使して描写された真珠湾攻撃とミッドウェイ海戦が見どころです。延べ時間は短いですが、ディテールよりもアングルの面で斬新さを感じました。
たとえば空中戦。機首に固定されたガンカメラからの(と思われる)視線は、その不安定さがゆえにリアルです。You Tube などで見る記録映像と同じ、今までの戦争映画では見られなかった臨場感。
さらに、艦隊が上げるもうもうたる黒煙の表現は、プラモでは見せられない「生きた軍艦」のイメージ。上空から見ればそれぞれの艦影よりも、海原に広がる黒煙が艦隊の存在感を示していたのだろうか、と感じます。

こんなモデラーさんにオススメ
・やはり南雲機動艦隊
・やはり連合艦隊旗艦『長門』
・開戦後の『大和』も旗艦として
・棺としての一式陸攻

どうしても『トラ・トラ・トラ!』とかぶってしまいますね…

そういえば、上記記事でも紹介した艦船模型スペシャルNo.42『ハワイ作戦のすべて 南雲機動部隊』を購入しました。
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各雑誌をくらべると

・艦船模型スペシャル
キット改造やディテールアップに関しての記述が充実して読み応えがある。新製品や準新製品へのフォローが速い。企画記事が詳細で勉強になる。購入済のキットに対応する巻を買うのがいいかも。

・NAVY YARD
超絶ディテールや作業工程の写真が多く見応えがある。どの作例もかっこいい。企画記事はそこそこだが、マニアックな連載が意外に面白い。とりあえずパラパラ眺めていると模型欲がムラムラ湧いてきます。

ただ、どちらも必ず数ヶ所は誤植があり、ちゃんと校正しとるんかいな!と毎回思ってしまいます。
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