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呉 旧海軍史跡 [雑記]

広島市から国道31号を約40分。海軍の街・呉へ到着

まず訪れたのは、海上自衛隊呉地方総監部庁舎(旧・海軍呉鎮守府庁舎)
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呉鎮守府は、第2海軍区(瀬戸内海と四国沿岸)を所管する機関として1890年に設置されました。指揮下には参謀部・造船部(後の呉海軍工廠)などを置き、1945年11月の廃止まで日本海軍の重要軍港としての役割を果たしたのです。
この庁舎は日本人初の英国公認建築士・桜井小太郎の設計により1905年に竣工。敗戦後は進駐軍の管理下に置かれましたが、返還され海上自衛隊の庁舎として使用されています。1階の荒々しく男性的な壁面と、2階の優美で女性的なそれとの対比が印象的です。窓アーチの形状も微妙に異なります。
現役の庁舎なので内部に立ち入ることはできませんが、毎週日曜日の指定時間(10:30~11:30、14:00~15:00)に訪れると自衛官が周辺を案内してくれます。

正面の松
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海上自衛隊の紋章「桜と錨」が見えるように頂部を伐採しています。おかげで松全体が錨の形に見える…?
ちなみに伐採をしていなければ3億円ほどの価値のある松らしいです。ホントかな

庁舎裏手
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かつて海軍高官は船舶で乗付け、陸地側の正面ではなく海に面した裏手から登庁することが多かったのだとか。ゆえに裏手も正面に負けず重厚なたたずまいです。1890年の開庁に際し明治天皇が行幸された際もこちら側を使ったそうで、そのために作られた立派な石段が今も残っています。

裏庭にひっそりと残る防空壕入口
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庁舎裏庭の真下にテニスコート2面ほどの広さの防空壕あり。北西の市街地方面・南東の海軍工廠方面へ伸びる抜け道トンネルも同時に作られました。

呉鎮守府最古の建物
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1890年の開庁から残っている唯一の建物がこれ。現在は警務隊の庁舎として利用。



続いて入船山公園
呉鎮守府長官官舎
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呉鎮守府のボスが暮らしていた官邸で、これも1905年に桜井小太郎の設計により完成しました。正面は接待の場としての洋館、奥は居住のための日本家屋となっています。

客間
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壁面に貼られたのは和紙を型押しし金属箔や顔料で飾った「金唐紙」。

食堂
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テーブル上には会食のサンプルが並んでいました。テリーヌからシチュードチキン、ローストビーフ、アイスクリームにプディングと何とも豪華な内容。

日本家屋部分はごく普通
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装飾をこらした洋館部分とは正反対の質素な造りです。



旧海軍工廠方面へ。「歴史の見える丘」と名付けられた一角
造船船渠記念碑
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乾ドックを埋め立てる際に、壁面の階段を残したものです。ドックの底には砂利が敷かれていたそうな。

呉海軍工廠礎石記念塔
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各工場の礎石、橋の踏み板、鎮守府庁舎のレンガ、そしてカモメのブロンズ像…と何やかんや集めてはっきり言ってカオスなモニュメント。

噫戦艦大和之塔
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世界最大の戦艦大和は活躍の場を得ずして没したが、大和に凝集された技術は戦後日本を造船大国として雄飛させる原動力となった。のでこれを讃える記念碑。
右側に大和の46センチ主砲弾(撤甲弾)、左には同じく呉海軍工廠で建造された長門の40センチ主砲弾。

そしてまさにこの場所から海側を見ると
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IHIマリンユナイテッド(旧石川島播磨重工業)の造船所が見えます。ドックでは大型の商船が組立て中。

もう一つのドックでは護衛艦『さみだれ』が整備中でした。
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かなり写真を撮りました。軍港ジオラマを作る時に使おう



さらに南へ。アレイからすこじま公園は海上自衛隊艦艇の泊地が間近に見られる桟橋です。
潜水艦救難艦『ちはや』
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艦名不詳の潜水艦、奥には護衛艦『とね』、さらに奥には掃海母艦『ぶんご』
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音響測定艦『ひびき』
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明らかにソ連潜水艦を警戒して配備した艦ですが、現在の戦術的価値は果たして。



おまけ
音戸の瀬戸公園に立つ平清盛公
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沈む夕日を扇で呼び戻し、瀬戸の開削工事を1日で終わらせた…との伝説。いい写真が撮りたくてちょうど日没時刻にこの公園を訪れたが
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清盛公「おんどりゃー曇っとるやないけー!」
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フランツ

ktoさん
偶々ブログが目に留まりました。自分の父が、昭和20年終戦当時呉海軍工廠に居りましたので、このようなブログに興味があります。平成24年8月から、父の呉の足跡を調べて一冊の本に纏めております。題名は、「ポツダム少尉 68年ぶりのご挨拶 呉の奇蹟 第4版」(自費出版 非売品)です。
当時の呉海軍工廠の様子が分かる本です。中国地方には、特にご縁があり、中小の街の図書館にも登録されております。

是非一度検索して、ご覧になって頂けたら幸いです。
by フランツ (2017-10-17 14:22) 

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